聴こえを届ける最終手段。 ―FILLTUNE― 世界で初めて補聴に“超磁歪素子”を実用化。


好きな音楽、あの映画をもう一度

補聴器で聴こえない音が聴こえる


FILLTUNEは世界初、超磁歪型式の聴覚補助デバイス。加齢性難聴の方々にも可聴帯域20Hz~20KHzの全周波数を聴覚細胞に直接伝達することができます。従来の補聴器では聴くことのできなかったサウンドが蘇ります。

  • 高音がしっかり聴こえるから、セリフ、話し言葉が明瞭に。カ行、サ行などの子音が聴き取りやすい。
  • オーケストラやジャズの臨場感、音場の空気感が聴こえてくる。

これは、単に音量を大きく再生するだけの集音型補聴器や従来の圧電式骨伝導デバイスでは成し遂げることのできないクオリティです。光デジタル出力コンバーター(別売)を使えば家族と一緒にテレビを楽しむことが出来ます。


医療現場でも認められたクオリティ

厚生労働省の採択プロジェクトで培った技術を応用


このFILLTUNEに搭載されている技術は、医療現場において既に高齢者への問診などに活用されています。厚生労働省障害者自立支援機器等開発促進事業聴覚部門の採択を受け、国立病院機構東京医療センターで高度感音性難聴患者、重度難聴患者、大脳皮質障害者を対象に臨床試験を行った結果、高度難聴の半数以上に効果が確認されました。

宮崎県 野尻中央病院 理事長 園田定彦氏 インタビュー (抜粋)
※インタビュー全編はページ最下部にあります。

●(患者さんに)フィルチューンの話をしたところ、一番のきっかけはその方はすごく音楽が好きで、どうしてもやっぱり難聴のために音楽が聴こえないということで、音楽も聴こえるんだよ、と話したらすごく目を患者さんが輝かせられて、(中略)ものすごく、顔が、本当にニコッとされて、「あーすごく聴こえる」ということで、まぁそれで、まずびっくり

●実際に患者さんに色々と質問をして、実際今まではただ口元をみてなんとなく返されていた、聴こえてないけど、聴こえているようなフリをされていた患者さんが、ちゃんと聞こえて、僕の質問に対してちゃんと答えてくれるっていうところが外来の現場で助かっている

●「ただ単に音を聞く」から「本当に良い音質の音が聴こえる」というところの、なんというか、新しい驚きというか、そういうものをすごく僕も肌身で感じました

●今ある現存する鼓膜を通しての伝音性難聴もそれ以上悪くすることもなく、ある意味難聴というところを少しでも悪化させないように、フィルチューンというのはクリアなサウンドで今までなかった、補聴器でなかった、きれいな、素晴らしい音源を患者さんに届けることができると思います

超磁歪方式の臨床試験結果 ※今回プロジェクト商品の応用元製品評価


補聴器では聴こえない音がFILLTUNE(フィルチューン)なら聴こえる



 ※FILLTUNE搭載、超磁歪素子

理由① ラセン神経節細胞に直接、音声情報を届けられるから

聴覚器官の最終段 ”ラセン神経節細胞” に音声情報を届けることで、聴覚細胞の障害の有無に拘わらず聴こえを届けることができます。超磁歪素子による発生応力は直径1㎝の素子で100㎏以上の物を動かす力を持ちます。そのため減衰の影響は非常に少なく、可聴帯域20Hz~20KHzの全周波数を蝸牛に伝達することが可能に。加齢性難聴の主な原因は、外有毛細胞の死滅にあります。FILLTUNEは”ラセン神経節細胞”に直接音を届けることができるので、全ての方々にクリアなサウンドを届けることができるのです。

理由② 特に聴こえにくいサ行やカ行などの高周波数帯域もしっかりと届けられるから。

超磁歪素子の応答速度は 1/1,000,000秒~1/100,000,000秒(1μ sec ~10nano sec)、1秒間に百万回~1億回音声情報を再生。FILLTUNEはスピーカーの1,000倍~100,000倍音を再生することができ、他の再生技術ではこの解像度に及びません。この高解像な音を強度のある音波で聴覚細胞に届けることができるので、加齢性難聴で最も聴こえが悪くなりやすい1kヘルツより上の子音の音もしっかりと聴こえるようになります。

※超磁歪素子技術とは、合金の分子構造の偏移を利用して振動を生み出す技術。近年に基礎技術の論文が発表されて以来、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本の大学研究機関や企業が実用化に向けて試作がなされてきました。このFILLTUNEは、その最先端技術を、世界で初めてヒアリングサポートデバイスの実用化に成功しました。

65歳以上の2人に1人が加齢性難聴と言われる現代において、まさにイノベーションとなる世界で唯一のテクノロジーを搭載した製品です。


重度の難聴による認知症リスクは5倍に

聴こえることで防ぐことができる


内閣府のレポートでは2020年の認知症による社会的リスク(経済支出)は年間17.4兆円。2015年1月、政府は高齢化が急速に進む日本の問題に、認知症の対策強化に向けて、国家戦略である新オレンジプラン(認知症施策推進総合戦略)を策定。認知症発症予防の推進と認知症高齢者の日常生活を支える仕組みづくりに国をあげて取り組みはじめました。 その中で認知症の危険因子として「加齢」や「高血圧」の他、「難聴」も一因として挙げられています。
「映画を見る」「音楽を聴く」「孫と話す」これら一見、当たり前のはずの楽しみも加齢性難聴による聴こえの悪い状態では億劫になっていき、孤独化につながっていきます。人生100年時代といわれる現代においてQOLの高い豊かな老後生活を送るために、「当たり前のように音を聴くことができる環境」を整えることが重要視されてきています。


FILLTUNEで新たな聴覚体験の追求

グラミー賞ノミネートアーティストによるバイノーラル音源もセット


このFILLTUNEは、ヒアリングサポートのみならず、聴こえに不安を持たない全年齢層にとってもチャレンジングなデバイスです。
超磁歪素子技術により、スピーカーや一般イヤホンと一線を画す応答速度を実現。これにより、まるで、その空間に自分がいるような、音の奥行きを感じることができます。従来の再生方式とは別次元の膨大な情報量を脳に直接届けることができるので、今までに聴こえなかった音の再生を行うことができます。
音の探究のファーストステップとして、細野晴臣、坂本龍一、久石譲、INOYAMA LANDと共にグラミー賞にノミネートされたTakashi Kokubo氏によるバイノーラル音源もセットとして付いてきます。ライブ録音やバイノーラル音源、環境音楽などが、最高の解像度で体験することができます。


宮崎県野尻中央病院理事長 :園田定彦氏 インタビュー


開発者プロフィール

はじめまして、國司哲次です。音楽、オーディオ、美術、生命科学が好きで、大学卒業と同時にニューヨークに移住しました。ニューヨークの地場産業のミュージック・ビジネスに携わる傍ら、80年代は録音エンジニアリングやスタジオ用音響機器の開発に従事し、90年代には活性酸素による生体内酸化ストレスを中和する陰電子医療の研究に参画し、やがて00年から現在に至るまで次世代型超高音質ヘッドホンの開発及び脳の音楽認識メカニズムの研究をしています。2012年に、脳で聴くヒアリング・デバイス「プレスティン®」の実機の試作に成功しました。翌年には厚生労働省障害者自立支援機器等開発促進事業に採択されて国の支援を受け、国立病院東京医療センターにて加我君孝先生(東京大学名誉教授、日本耳科学会元理事長、東京医療センター臨床研究感覚器センター名誉センター長)と共同でプレスティン®の臨床治験を行い、加齢性難聴を含む高度難聴への効果を立証しました。治験結果は厚生労働省のホームページにアップされ、米国の最新医療機器ジャーナル電子版 MedGadget にインタビュー記事が掲載されると世界100ヶ国からのホームページの閲覧が暫く続きました。主要新聞各紙で取り上げられ、またゴールボールゲームの実況解説中継用のプレスティン®GBは、BS日テレ「挑戦へのエール(Challenge for 2020)」で特集されました。医療機器の商品化に向けて(薬事の)第二種医療機器製造販売業の認可を取得、東京都医工連携HUB機構会員、およびJETRO特別支援企業に選ばれました。


メディア掲載実績


開発の歴史

2007年にTEACより発売した健聴者用の超磁歪ヘッドホンから始まり、本プロジェクトで初めて、聴覚補助を超磁歪技術で実現しました。


製品仕様

■商品名:FILLTUNE (フィルチューン) Mobile

– ヘッドホン部     

型式超磁歪 方式
可聴周波数50-16,000Hz  (@ラセン神経節細胞)
インピーダンス
外形寸法140×170×22 mm 
質量136g(ケーブル含む)

– 充電式アンプ/コントローラー 

最大出力2.8W+2.8W
入力マイク入力/ライン入力
外径寸法50 ×103.5 × 14 mm 
質量58g
電源リチウム電池
限定製造100台

■商品名:FILLTUNE (フィルチューン) Wired (有線タイプ)

– ヘッドホン部

型式超磁歪 方式
可聴周波数50-16,000Hz  (@ラセン神経節細胞)
インピーダンス
外径寸法140×170×22 mm 
質量136g(ケーブル含む)

– コントローラー  

最大出力2.8W+2.8W
入力マイク入力/ライン入力
外径寸法140×170×22 mm 
質量36g(ケーブル含む)
電源AC/DC電源
限定製造100台

FAQ

Q.装着した写真がみたいのですが。

A. 以下の写真をご参考ください。

Q.MOBILE(モバイル)とWIRED(ワイヤード/有線タイプ)の違いはなんですか?

A.モバイルとワイヤードの違いはアンプの電源になります。  モバイルはコントローラーにバッテリーを内臓しておりますので、自由に持ち運び可能です。ワイヤードはバッテリーが内臓されておりませんので、定位置でFILLTUNEをお使いになる方におすすめしております。電源供給が必要になりますので、コンセントがある場所でお使いになることが可能です。

Q. ネット検索をすると、Filltune HP-F200という、今回のプロジェクトと同型のヘッドホンのページを見かけます。

    今回のプロジェクトで支援を募っているFILLTUNEと Filltune HP-F200の違いをおしえてください

A. 現在、GREEN FUNDING以外のサイトで示されるFILLTUNEは全てFilltune HP-F200 という型式の古い製品で、以前、TEACから販売されていた別の製品です。他サイトに掲載されているFilltune HP-F200は聴覚補助を目的として開発されたものではなく、最新版である本プロジェクトの製品のみが聴覚補助を主な目的として開発され、加齢性難聴にも対応するパワーが期待できると考えています。

私たちDCC株式会社はTEACからFilltune HP-F200(仕様:健聴者用)を発売しました後、厚生労働省の助成を受けて不可能と言われていた感音性高度難聴対応機器の開発に世界で初めて成功しました。その過程で設計精度が性能に直結している事等、当時では誰も知り得ない技術的要素が分かりました。その研究成果を反映して、筐体をそのままに、搭載する超磁歪エンジンを新開発したのが、今回クラウドファンディングにて支援を募っている最新版FILLTUNEです。

アンプ・筐体など、Filltune HP-F200と共有の部品もあり、すくなからず、誤解を招くこともございますが、性能、ターゲット共に全く違う製品となっております。

 *「開発の歴史」を追加致しました。最新版FILLTUNE誕生までの開発経緯です。

Q. 高度難聴と診断されいます。FILLTUNEの有効適応範囲をおしえてください。

A.残念ながら現在のところ、高度難聴や重度難聴にはFILLTUNEでは対応できていません。 聴覚システムは、音声→鼓膜→耳小骨→外有毛細胞(聴覚センサー)→ラセン神経節細胞(電気信号に変換)→聴神経(コーディング)→脳、の順で処理されます。 FILLTUNEは、ラセン神経節細胞(内有毛細胞)に音声情報を直接届ける仕組みです。 ラセン神経節細胞が損傷している状態や十分に電気信号に変換できない場合は音声情報が届いても機能しない場合があります。またラセン神経節以降の経路に何らかの問題が有る場合も機能しません。 ご心配な方はFILLTUNEのレンタルプランをご活用後にご支援を決定いただくことをお勧め致します。
 

Q.突発性難聴です。FILLTUNEは有効でしょうか?

A.残念ながら突発性難聴は聴神経が活性酸素の脂質過酸化反応により引き起こされる損傷ですので、聴神経の手前のラセン神経節に作用するFILLTUNEでは効果あまり期待できない、というのが理論上ございます。 FILLTUNEのレンタルプランをご活用後にご支援を決定いただくことをお勧め致します。まずはご相談いただければと存じます。

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