画家・蟹江杏による長編アニメーション映画『太陽の子どもたち』制作プロジェクト

フィンランドを代表する哲学家・児童文学家 レーナ・クルーンの原作を映画化

このプロジェクトについて

社会的不安が拡大するいま、これからの未来を生きる子どもたちが、自分の力で運命を切り開くことのできる、柔軟な想像力や発想力を育んで、しなやかに生きるビジョンを描くことができる、英知にあふれた映画を制作するプロジェクトです。

「どんな時代になったとしても、将来を切り開いて、幸せに生きることができる人間に育ってほしい!」そう願っている皆さん、特に思春期のお子さんを持つご両親や祖父母の方々にぜひ参加していただきたいプロジェクトです。

【プロジェクト概要】
東日本大震災以降
、絵本文庫の設立や運営を通して、子どもたちとアートワークショップを続けてきた画家の蟹江杏による、フィンランドの哲学家・児童文学家 レーナ・クルーンの短編小説『太陽の子どもたち』の長編アニメーション映画化プロジェクト。

プロジェクト発起人の蟹江杏です。 

2011年の東日本大震災をきっかけに福島に絵本文庫を設立し、今は3つの絵本文庫の運営をしています。そこでは、子ども達は無料で数千冊の絵本をいつでも読む事ができて、定期的に訪れるアーティスト達と一緒にお絵描きをしたり音楽を演奏できる場となっています。

2020年6月現在、 大人でさえも行き先が見えないこの時代だからこそ、子ども達と一緒に考えなくてはならない事柄が沢山あります。それには、彼らが考えるきっかけとなる「何か」が必要なのではないかと、日本全国で長年続けてきたアートワークショップを通じで、私は子ども達と接しながらずっと探してきました。

(写真)2011年より全国で実施している子どもたちへのアートワークショップ

子ども達と過ごす日々の中で、アートは 「人間はどこから来たのか?そして何処へ行くのか?」と言う難問を解く際の不可欠な想像力を養うための欠かせない存在である、ということを確信しました。

子どもでいられる時間は永遠ではありません。これからやってくる時代が必ずしも平和であるとは誰も言い切れません。子どもでいることのできるかけがえのない季節に、 すでに大人になった私達が彼らに何をすれば良いのだろう、何を伝えていくべきなのだろうかと、私は、常に考えるようになりました


そして、ある日「太陽の子どもたち」に出会ったとき「これなのだ」と思ったのです

      ©︎東宣出版

人はどこから来て、どこへ帰るのだろう。そして何のために何故生きるのだろう。レーナ・クルーンの全ての作品は子ども達に語りかけます。そしてこの難問の答えを導くヒントは宇宙や自然界の中にある事も教えてくれます。

この作品を映画化することで、多くの子ども達に伝えられる。
子どものための哲学。

たとえこれからどんな時代がやってきても、 自分の「幸せ」を自分自身で見つける力を与えてくれる作品になるはず。そう確信したのです。

■太陽の子どもたち 作品情報

※以下リンクから「太陽の子どもたち」の朗読&試し読みができます。

■朗読(Youtube) 
映画『太陽の子どもたち』原作:第1章「月曜日の花」https://www.youtube.com/embed/-YRlw20Dqu4


■試し読み
太陽の子どもたち 原作試し読み (PDFファイル)(※協力:東宣出版 http://tousen.co.jp/255

著者:レーナ・クルーン(Leena Krohn)
フィンランドを代表する作家・哲学家。小説、児童書、エッセーなど幅広い執筆活動を行い、国内外で多数の文学賞を受賞。夢と現実の間の世界を叙情的に表現し、全ての生きるものへの優しさに満ちた視点で、その存在の意味と可能性を問う作品を出し続けています。


太陽の子どもたち 
Auringon lapsia(原題):長編アニメーション映画のイメージ

ストーリーは花々に見守られながら進みます。この映画では、月曜日から日曜日の物語のはじまりからラストまで、途切れる事なく植物達のリアルでひそやかな息遣いが聞こえてくる事でしょう。

主人公のスミレは思春期を迎えこの年頃特有の瑞々しい感受性と、誰しも経験があるであろうモラトリアムを抱えたごく普通の少女です。

「水曜日の花」に登場する地球最古の木の蘇鉄は、映画の大切なシーンの一つです。少女の時折見ている白昼夢の中で、蘇鉄は人間の姿を借りて、私達の言語を使い少女に語りかけ導こうとします。まるで明晰夢を見ているかのように、鮮明で不思議で、かつリアルなアニメーションの世界へ誘います。映画を見たこども達には、言葉にできずとも体感として、自らの背後にあるずっと続く「昔」と、「未来」の存在を強く感じて欲しいと考えています。

「日曜日の花」はこの映画のクライマックスです。この章のテーマである「死」ついてダイレクトに描かれますが、それはまるでフーディーニの手品のように、死によって人間は呆気なく跡形もなく消えてしまうという事に、主人公スミレはとてつもない衝撃を受けます。けれど、葬儀にお花を届けた帰り道、自転車を漕ぎながら、彼女の中で何かがストンと落ちるのです。

人間ではどうすることもできない大きな存在(自然や宇宙)を感じ、事実、自分自身がその一部である事。「生」があれば必ず「死」がある事。すると、霧が晴れるように少女の目に世界は全て圧倒的で美しく見えはじめました。鳥は歌い、花々は一斉にお喋りをはじめ、木々や草花は大きく成長し、万物は歓喜します。植物達は少女の走らせる自転車を追い抜き、永遠に膨張し街を覆いつくすと、いつしか地球最古の森のようになるのです。それは、自然や宇宙が語りかけるメッセージであり、少年や少女の時にだけが見る事ができる、一瞬の長い長い夢なのかもしれません。

(写真)蟹江杏 作「太陽を抱える」

■プロジェクトのゴール

1)日本全国で子ども映画上映会の開催
日本全国の子どもに上映会の開催する。創作活動の一環として、2011年の東日本大震災以降、福島県相馬市の絵本文庫の設立と、3つの絵本文庫の運営を通して子どもたちとアートワークショップを続けてきた画家の蟹江杏が、その延長線上の活動として、全国の小学校での長編アニメーション映画『太陽の子どもたち』の無料上映会とアート&トークイベントを構想しています。

(2)各国の国際映画祭へ出品
世界各国の国際映画祭に出品画家の蟹江杏が、「子どものための哲学」を伝えるために、フィンランドの哲学家・児童文学家のレーナ・クルーンの短編小説『太陽の子どもたち』を共同監督として長編アニメーション映画化して、世界各国の国際映画祭への出品を目指します。

■資金の利用用途

今回目標としている1,000万円は、映画制作資金の一部です。目標を達成した場合は、以下の用途で使わせて頂く予定です。

● アニメーション制作費(一部)….  650万円
● オフライン編集費(一部)…………  200万円 
● リターン制作費・送料など…………150万円

■スケジュール

スケジュールは、資金調達や制作状況により変更になる可能性がありますが、現在は以下の予定で進めています。

<2020年>
● 6~8月:第1回目クラウドファンディングを中心とした制作資金調達
● 9~10月:キャラクター造形
● 11~12月:シナリオ開発
● 12月:第2回目クラウドファンディング(映画オリジナル原画販売を含む)

<2021年>
1~5月:アニメーション制作
● 6~7月:オフライン編集
● 8〜9月:ナレーション録音、サウンド編集&ミックス
● 10~12月:仕上げ、映画祭出品準備

<2022年>
● 2〜6月:世界各国の国際映画祭に出品
● 夏:日本公開

(写真)蟹江杏 作「楽しい学習」

■想定されるリスクとチャレンジ

映画は、まだ企画開発の途中です。蟹江杏による原画、レーナ・クルーンの原作は変わることはありませんが、今後の制作状況によって、制作規模が多少変わる可能性があります。

2021年末までに制作を終えて、2022年2月から世界各国の国際映画祭でのプレミア上映を目指します。日本での公開は、2022年夏以降を予定していますが、映画祭出品の事情などによっては、スケジュールが前後する可能性があります。

理由としては、この映画は自主製作映画ですので、資金が十分集まらなければ、完成が遅れることになります。そして映画の完成のためには、今回のクラウドファンディングの目標金額の何倍もの資金が必要なのです。

また、日本では全国の小学校での無料上映会の前に、主要都市(東京、大阪、京都、名古屋、福岡、札幌、他)での一般上映を想定していますが、映画が未完成の現時点では、上映場所、日程などを特定できないことをご了承下さい。

以上ご理解いただければ幸いです。支援者さまには、その都度途中経過のご報告をお約束いたします。

■各リターンについての詳細

●支援メンバー限定のコレクターUPDATE 
映画制作の進捗を中心に、制作裏話の披露、作品資料の配布、ここでしか観られない本編の一部先行試写などをお伝えします。

●支援メンバー証
蟹江杏オリジナル図案の缶バッジをお送りします。

スミレからの手紙
蟹江杏オリジナル・ポストカードを年4回お届け。スミレからの季節のメッセージ入りです。

前売り券プレゼント
全国共通の映画前売り券を公開前にお送りします。

●映画DVDプレゼント
本作品の劇場公開版のDVDをお送りします。

●映画本編エンドロールにお名前掲載
映画の最後に個人名をクレジットとして掲載します。ニックネームを使う場合は、不適切な単語や表現等は掲載をお断りする場合があります。

蟹江杏 作画ドキュメンタリーDVD
蟹江杏の作画風景やインタビューやを収録したドキュメンタリーDVDをお送りします。

●日本プレミア上映会&パーティにご招待
日本で初めての公開上映会、および映画スタッフも参加するパーティにご招待。日時、場所などの詳細は公開直前までお待ちいただくことをご了承ください。また非常事態宣言等により、上映会やパーティーをオンライン開催に変更する可能があることもご了承ください。

●プライベート上映会開催権
みなさまのご希望の会場で映画の上映会を1日2回開催することができます。上映素材や宣伝用の素材はこちらからご提供しますが、上映会場や設備、宣伝費用などは、みなさまのご負担となります。
100万円リターンのプライベート上映会は蟹江杏が参加いたします。東京以外の会場までの旅費2名分はみなさまのご負担となります。

■プロジェクト発起人

蟹江杏(かにえあんず) 画家

画家 東京生まれ。
「NPO法人3.11こども文庫」理事長。 「自由の森学園」卒業。 ロンドンにて版画を学ぶ

■主な展覧会 

美術館
●2016年 「夏の夜の夢」 蟹江杏 絵本原画展 伊豆高原ブライアン・ワイルドスミス絵本美術館 静岡
●2017年  ANZ 蟹江杏 作品展「世界、或いは万物への眼差し」軽井沢現代美術館 長野
●2019年 「杏と世界」 蟹江杏画集出版記念作品展 上野の森美術館 東京

GINZA SIX
●2018年 「杏」蟹江杏展  20周年・新作展  Artglorieux GALLERY OF TOKYO
●2019年  「杏と世界」蟹江杏新作展2019   Artglorieux GALLERY OF TOKYO

個展
●2001年 S&E ミュージアム 東京
●2002年~2012年 銀座あかね画廊 東京
●2004年 Gallery March スペイン、バルセロナ
●2004年 Gallery March アメリカ、ニューヨーク
●2007年 小田急百貨店 新宿店 アートサロン 東京
●2008年~2013年 大丸アートギャラリー東京店・神戸店 美術画廊 東京・兵庫
●2008年~2012年 ギャラリー唐橋 滋賀
●2013年 蟹江杏 版画展 「間抜けな空と、饒舌な海。」 香川県直島ギャラリーくらや 香川
●2013年~2017年 東京国際フォーラム フォーラムアートギャラリー 東京
●2013~2017年 「蟹江杏 個展」 ヒルトピアアートスクエア 東京

グループ展
●「谷川俊太郎の世界を描く」 ギャラリーゴトウ 東京
●「絵本アート展」 藤屋画廊(求龍堂)  東京
●「ART SANTAFE」 アメリカ、ニューメキシコ
●「夏の美術展」 紀伊国屋ギャラリー 東京
●「バレンタイン展」 ハナエモリビル 東京
●「国立劇場ポスター展」東京「東京版画研究所展」 練馬区立美術館 東京
●「絵本とファインアートの間に」 ギャラリー枝香庵 東京
●「心とこころを結ぶグリーティングカード展」 国連UNHCR協会 難民支援活動 東京
その他多数

作品取り扱い百貨店
大丸(東京店、神戸店他)、髙島屋(新宿店・日本橋店・大阪店・京都店・名古屋店・伊予鉄店他)、伊勢丹(新宿店・立川店他)、三越(日本橋店・名古屋店他)、阪急、東武他全国の百貨店にて多数

著書
●2008年 夜ごと消えるお姫さま アスラン書房
●2011年 あんずリズム アスラン書房
●2011年 ふくしまの子どもたちが描く、あのとき、きょう、みらい。 徳間書店
●2014年 あんずのアリスBOOK 講談社
●2014年 あんずのアリスBOX カマル社
●2016年 夏の夜の夢 ラボ教育センター
●2017年 あんずとないしょ話 東海教育研究所
●2018年 あんずの旅する絵 株式会社キーステージ21
●2018年 ぼくのまちにはもりがある  株式会社キーステージ21
●2019年 あんずのあいうえお  株式会社東海教育研究所
●2019年 「杏と世界」蟹江杏作品集  株式会社 求龍堂

その他
舞台美術・衣装デザイン・雑誌表紙・ポスター広告など活動は多岐にわたる。
新宿区・練馬区・日野市をはじめ各地の都市型アートイベントにおいて、こどもアートプログラムのプロデュースやコーディネートを手がける。

子どものためのライブペインティングでは、お絵描きお姉さんとして「La,tatan舎お絵描きサーカス団」に参加。アートワークショップなど、全国の子どもたちとアートをつなぐ活動を行なっている。

東日本大震災以降は、「NPO法人3.11こども文庫」理事長として、被災地の子ども達に絵本や画材を届ける活動や、福島県相馬市に絵本専門の文庫「にじ文庫」を設立するとともに、同市の「LVMHこどもアートメゾン」(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・グループ提供)でのアートワークショップをプロデュース。文部科学省復興教育支援事業としての、コーディネーターをつとめている。また、BMWジャパンのエコカー「i3」のキャンペーンカーや、JTA(日本トランスオーシャン航空)のイリオモテヤマネコ・デカール機など、企業とのコラボレーションも多数手がけている。

また、これまでの活動の実績から「SDGs JAPAN」と連携し、アートやアーティストとSDGs、そして各NPO・NGOとアートをつなぐ役割を務めさせていただくことになりました。

今後、アートやアーティストがどのようにこの指針に参加し役立てるかを、様々な分野のアーティストたちと模索し貢献できるようにしていく牽引役を担います。

賛同人 

ジョーナ・ポープ( 映画プロデューサー)
『アースクエイク・バード』製作(アリシア・ヴィキャンデル、小林直己主演)
なんと楽しみで魅力的な映画プロジェクトなのでしょう!
世界はいま、イマジネーションの世界をこの上なく必要としています。
子どもも大人も、蟹江杏さんの素晴らしく独創的な描画のみならず、物語を楽しめることでしょう。

Georgina Pope – Film Producer “Earthquake Bird”
What a delightful and magical project!
The global need for a world of fantasy has never been more acute.
Both children and adults will enjoy the story as well as the amazing and unique drawings of Anz Kanie.

ブライアン・ワイルドスミス(絵本作家)
ブライアンより杏さんへ(天国より)
あなたの芸術作品をもとに、映画を作るという素晴らしい報せを野村道子さんから聞きました。
あなたの力強い作品の力を通して、子どもたちに哲学してもらうということが狙いなのでしょう?新しい世界への挑戦は、あなたに興味を持っている、すべての人々を惹き付けることでしょう。
杏さんの強い想いは、子どものみならず、すべての人々に素晴らしい影響を与えると信じています。
私のニックネーム「色彩の魔術師」は、これから杏さんに使ってもらいたいと思います!!!
あなたの成功を天国よりお祈りしております。
野村道子
ブライアン・ワイルドスミス美術館 創立者
ブライアン・ワイルドスミス日本総代理人
http://www.metm.co.jp

Brian Wildsmith(from Heaven) – Painter 
I received wonderful news from Michiko and understand you are going to make film with your art.
Your purpose is the philosophical touch to the children through your powerful art works, right?
Yes, I’m sure your challenge to the new world would attract every people concerned.
I’m sure your strong ‘Will’ make a great education to all people not only children.
Now Anz, I’d Like to give you my used nickname [Magician of Colors]!!! 
Hoping your great success. 
Yours, Brian


ガイ・ペリマン
インターFM『THE GUY PERRYMAN SHOW』ラジオ パーソナリティ・大英帝国勲章授与
若い人たちの(あるいは誰でも)、途方もなくそして美しい自然の世界への想像力(センス・オブ・ワンダー)をかき立てるものは、ぜひ奨励されるべきです。私たちは、生活の中での差し迫る困難の先を見通す必要があり、だからこそ私は、この映画の完成を心から待ち望んでいます。

Guy Perryman – Radio Personality, Inter FM “Guy Perryman Show”, MBE
Anything that can offer young people (or in-fact anyone) a sense of wonder in the incredible and beautiful natural world around us should be encouraged. We all need to see beyond the immediate troubles in our lives and imagine a better world and future, so I really hope to see this film completed.

ジョン・ウイリアムズ
映画監督・上智大学教授
今や、私たちはよりいっそうアートを必要としています。そして子どもたちには、幸せに生きて将来を夢見るための強さと希望を与えてくれる芸術と想像力が必要です。完成した映画をぜひ観たいです。この困難な状況にぴったりの映画です!

John Williams – Film Director, Professor of Sophia University 
In these times we need art more than ever and children need art and imagination to give them the hope and strength to live happily and to dream the future. I really want to see this film get made. It is the perfect film for these difficult times!


想い

皆さん、ぜひ私たちの映画製作の仲間になって下さい。
そして、私の原画やアニメーションの制作過程を共有しながら、映画製作を一緒に楽しみ、そして作品を子どもたちに届けることを、ぜひ一緒に実現させましょう! 
このプロジェクトに参加していただく皆さんと、お会いするのをとても楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いいたします!


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